Sources : |
Missouri passes Trump-backed redistricting plan to help the GOP in the midterms (NPR) After Missouri, what state is next? A redistricting race started by Trump continues (NPR) |
9月12日、Missouri州(MO)議会は、選挙区見直しのための法案を可決した。州知事は署名をする見込みである。これで、TX州に続いて、中間選挙前に選挙区を見直したことになる(「Topics2025年8月24日 TX州 vs CA州」参照)。現在の連邦議会下院の議席数は、共和党6、民主党2だが、この見直しにより、共和党が7議席を確保する見通しとなっている。
今後、OH州での選挙区見直しは予定通りに行なわれる(「Topics2025年8月19日 選挙区見直し前倒し」参照)。また、CA州でも選挙区見直しを進めるかどうかの州民投票が行なわれる。ところが、それら以外にも、少なくとも7州で選挙区見直しの動きが行なわれる可能性があるという。これら全てで選挙区見直しが行なわれると、全部で11州で見直されることになる。これらの州における党派別議席数を見てみると、共和党優勢が7州、民主党優勢が4州と、共和党の方が、基本戦略に基づいて着々と見直しを進めているように見える(「Topics2025年9月10日(2) 選挙区見直し戦略の優劣」参照)。
※ 参考テーマ「政治/外交」
Source : | 1 big thing: The college edge (Axios) |
9月11日、GALLUP社が、大学教育の重要性に関する世論調査結果を公表した("Perceived Importance of College Hits New Low")。※ 参考テーマ「教 育」
- この15年間で、大学教育が重要であると考える人の割合は大きく落ちてきている。
- その傾向は、アメリカ社会のどこでも広がっている。
- 特に、共和党支持者の間でその傾向が強い。
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Data: Gallup. Chart: Axios Visuals - その理由として、AIの普及とホワイトカラーの重要性の低下、ブルーカラーの人手不足などが挙げられている。
- ただし、学歴別収入は、大卒の方が高卒よりもかなり高い水準にある。
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Data: Census Bureau. Chart: Axios Visuals
Source : | Consumer Price Index Summary (BLS) |
9月11日、BLSは8月の消費者物価指数(CPI-U)を公表した。前年同月比2.9%の上昇と、加速が続いている(「Topics2025年8月17日(1) CPI上昇続く」参照)。コアの伸び率は3.1%でこちらは横ばいとなった。足許については前月比でプラスの0.4%で、上昇基調が見えてきた。食料品価格は3.2%と水準の上昇が続いている。エネルギー価格は前年同月比0.2%となった。電気代は前年同期比で6.2%と、大幅上昇が続いている。住居費は前年同月比3.6%増と、上昇幅の縮小が続いている。サービス業の価格上昇率は3.6%と横ばい。7月の実質時給は、前月比0.1%減、前年同月比0.7%増となった(Real Earnings News Release)。※ 参考テーマ「労働市場」
Source : | Projected COLA for 2026 Remains at 2.7%(SCL) |
9月11日、Senior Citizens Leagueは、2026年のCOLA予測(9月期)を公表した。予測値は2.7%となった(「Topics2025年5月16日(2) 2026年COLA予測が低下」参照)。
いよいよ、来月決定する(「Topics2022年10月17日 年金COLA計算法」参照)。
※ 参考テーマ「公的年金改革」
Source : | UNEMPLOYMENT INSURANCE WEEKLY CLAIMS (DOL News Release) |
9月11日、労働省は、9月6日の週の新規失業保険申請件数を公表した(「Topics2025年9月5日(1) 失業申請増勢を確認」参照)。やはり、労働市場の需給はだいぶ緩んできたようだ。。
- 週末が8月30日の週の新規失業保険申請件数:26.3万人。上昇トレンドではなく、急増といった様相である。
Federal Reserve Bank of St. Louis- 週末が8月9日の週の継続失業保険申請件数:193.9万人。こちらは横ばいが続いている。
Federal Reserve Bank of St. Louis
※ 参考テーマ「労働市場」
Sources : |
Health benefit cost increases expected to hit 15-year high, Mercer warns (HR Dive) Health benefit cost increases expected to hit 15-year high, Mercer warns (Segal) |
2026年の企業提供保険プランのコスト見通しが相次いで公表された。2026年は、無保険者の急増(「Topics2025年7月3日 HR1修正法案で無保険者拡大」参照)、Exchange保険料の急騰(「Topics2025年8月8日(3) 2026年Exchange保険料急騰(2)」参照)、企業提供保険プランのコスト増と、医療保険関係が国民的な課題となりそうだ。
- Mercer:従業員一人当たりの医療ベネフィットコストは、平均で6.5%上昇。これは2010年以降で最大の伸び率となる。これは、様々なコスト削減策を講じた後の数字であり、仮に何もしなければ、9%程度の伸びとなっていたと見られる。
- Segal:医療保険コストの伸び率は、中位数で約9%。
※ 参考テーマ「医療保険プラン」