Source : | Medical cost trend : Behind the numbers 2025 (PwC) |
上記sourceでは、2025年の保険グループ別の医療費コスト推計を紹介している。グループ保険では8.0%、個人保険では7.5%の増加率を見込んでいる。 また、上昇要因、下落要因、要注視項目について、次のようにまとめている。 2025年の保険料は、相当上昇しそうである。
※ 参考テーマ「医療保険プラン」
Source : | FTC slams pharmacy benefit managers in first report from ongoing investigation (HR Dive) |
7月9日、FTCは、"Pharmacy Benefit Management(PBM)"に関する調査レポートを公表した(Press Release)。ポイントは次の2点。PBMのロビー団体("The Pharmaceutical Care Management Association (PCMA)")は、一方的な見方だと批判している(Press Release)。しかしながら、PBMに対する包囲網は広がっている。
- 主要なPBMは、いずれも医療コングロマリットの系列となっている。
- PBMの上位3社で、市場の約80%を占めている(「Topics2022年6月8日 PBM寡占化」参照)。
※ 参考テーマ「医薬品」
- まず、今回の調査レポートを公表するかどうかについて、FTC委員の中で投票が行なわれ、4対1の賛成多数で公表することとなった。3人の民主党派に加え、1人の共和党派(Andrew N. Ferguson)が賛成に回った(Wikipedia)。
- 連邦議会では、PBMを対象にした法案が審議されている(「Topics2023年4月27日(4) PBM狙い撃ち法案」、「Topics2023年12月19日 医療価格情報開示法案」参照)。
- 州議会レベルでも、PBMに対する規制強化法が広がっている(「Topics2022年4月27日(1) 州薬価抑制策トレンド」参照)。
- 訴訟も行なわれている(「Topics2023年12月21日(2) PBM価格規制とERISA」参照)
Source : | Inflation cooled in June, outperforming economists' expectations (ABC News) |
7月11日、BLSは6月の消費者物価指数(CPI-U)を公表した(News Release)。前年同月比3.0%の上昇となり、4ヵ月連続の低下となった(「Topics2024年6月13日(1) 住宅・サービスがネック」参照)。コアの伸び率は3.4%で、こちらも少し低下した。 足許については久々のマイナスで前月比で-0.1%となった。 エネルギー価格は反転して1.0%の伸びにとどまっている。 住居費は前年同月比5.2%増と高止まりしたままである(「Topics2024年6月21日(3) 住宅価格の高騰」参照)。 サービス業の価格上昇率は5.1%となり、住宅費同様、なかなか収まっていかない(「Topics2024年7月8日 労働需要は落ち着き」参照)。 6月の実質時給は、前月比0.4%増、前年同月比で0.8%増となった(Real Earnings News Release)。 インフレは鎮静の方向を向きつつあるが、住居費、サービス価格の上昇が止まらないという状況だ。
※ 参考テーマ「労働市場」