7月17日 2025年医療費推計
Source :Medical cost trend : Behind the numbers 2025 (PwC)
上記sourceでは、2025年の保険グループ別の医療費コスト推計を紹介している。グループ保険では8.0%、個人保険では7.5%の増加率を見込んでいる。
また、上昇要因、下落要因、要注視項目について、次のようにまとめている。
2025年の保険料は、相当上昇しそうである。

※ 参考テーマ「医療保険プラン

7月16日 FTC:PBM調査レポート
Source :FTC slams pharmacy benefit managers in first report from ongoing investigation (HR Dive)
7月9日、FTCは、"Pharmacy Benefit Management(PBM)"に関する調査レポートを公表した(Press Release)。ポイントは次の2点。
  1. 主要なPBMは、いずれも医療コングロマリットの系列となっている。
  2. PBMの上位3社で、市場の約80%を占めている(「Topics2022年6月8日 PBM寡占化」参照)。
PBMのロビー団体("The Pharmaceutical Care Management Association (PCMA)")は、一方的な見方だと批判している(Press Release)。しかしながら、PBMに対する包囲網は広がっている。 ※ 参考テーマ「医薬品

7月12日 CPIは落ち着き
Source :Inflation cooled in June, outperforming economists' expectations (ABC News)
7月11日、BLSは6月の消費者物価指数(CPI-U)を公表した(News Release)。前年同月比3.0%の上昇となり、4ヵ月連続の低下となった(「Topics2024年6月13日(1) 住宅・サービスがネック」参照)。コアの伸び率は3.4%で、こちらも少し低下した。
足許については久々のマイナスで前月比で-0.1%となった。
エネルギー価格は反転して1.0%の伸びにとどまっている。
住居費は前年同月比5.2%増と高止まりしたままである(「Topics2024年6月21日(3) 住宅価格の高騰」参照)。
サービス業の価格上昇率は5.1%となり、住宅費同様、なかなか収まっていかない(「Topics2024年7月8日 労働需要は落ち着き」参照)。
6月の実質時給は、前月比0.4%増、前年同月比で0.8%増となった(Real Earnings News Release)。
インフレは鎮静の方向を向きつつあるが、住居費、サービス価格の上昇が止まらないという状況だ。

※ 参考テーマ「労働市場