Source : | Pet insurance is the ‘in vogue’ voluntary employee benefit (HR Dive) |
企業によるペット保険の提供が増加している(「Topics2021年6月8日 Voluntary Benefits」参照)。
アメリカ社会全体でみると、アメリカ人の62%がペットを飼っており、35%が2匹以上を飼っている。彼らの97%は、ペットを家族の一員だと考えている。
そうした中で、Mercerの調査によれば、2022年、大企業(従業員500人以上)の36%がペット保険の選択肢を提供している。これは5年前の22%から大幅に増加している。
EYの場合、Nestleの場合、
- 2015年からペット保険を提供している。
- 現在は、57,000人の従業員のうち、2,400人がペット保険に加入している。
- 獣医診療の最大70%を還付する。
- ペット飼育のための給付金$500を受け取ることができる。
- ペットの運送のために年間$800を受け取ることができる。
- ペットの診療を直接提供することもできる。
従業員のペット保険人気に鑑み、企業負担を増やそうと考える企業も増えてきている(「Topics2021年6月25日 ペット保険の企業負担」参照)。
- ペット保険を提供し始めて数年になる。
- ペットの飼育を開始する際の必要経費を還付する。
- 犬、猫を飼っている場合、HSAsを利用できる。
上記sourceで引用されているペット保険は、Nationwide社が提供するものである(Nationwide Pet Insurance)。ここをみると、ペット保険の概要はわかる。ペット保険の対象となる動物の種類はかなり広く設定されているが、魚類は含まれていないようだ(FAQ)。金魚の水好きにとっては残念だ。
※ 参考テーマ「ベネフィット」
Source : | GM autoworkers approve new contract, securing wage increases (NPR) |
GMの労働組合員は、最終的にUAWの暫定合意を承認した。承認率は約55%と薄氷の状況であった(「Topics2023年11月15日(1) UAW苦戦」参照)。他2社の組合員は、まだ投票中だが、承認賛成は2/3にとどまりそうである。その後のNPRの報道によれば、残る2社とも組合が協定を承認したそうだ(NPR)。
Yes No G M 54.74% 45.26% Ford 66.7% 33.3% Stellantis 66.5% 33.5%
※ 参考テーマ「労働組合」
Source : | PBGC Releases FY 2023 Annual Report (PBGC) |
11月16日、PBGCは、2023年度アニュアルレポートを公表した。両プランとも収支改善が続いている(「Topics2022年11月16日(2) PBGC収支改善」参照)。 ※ 参考テーマ「PBGC/Chapter 11」
Source : | Comparison of Key Elements of FSAs, HRAs and HSAs (Segal) |
上記sourceは、FSA、HRA、HSAの制度比較表である。
※ 参考テーマ「HSA」
Source : | Why thousands of UAW autoworkers are voting 'no' on Big 3's 'life-changing' contracts (NPR) |
UAWの大勝利と喧伝されているビッグ3との暫定合意だが、組合員の承認投票では少々苦戦している(「Topics2023年10月30日(1) Ford, Stellantis暫定合意」、「Topics2023年11月14日(2) ビッグ3:DC拠出率大幅引上げ」参照)。組合員の気持ちを大きくまとめてしまうと、2008年リーマンショックの際の喪失感が大きく、今回の暫定合意は期待外れ、という感情の現れとみられる。
現時点での投票状況は次の通り。Kaiser Permanenteの圧倒的多数による賛成とは、程遠いようである(「Topics2023年11月13日 Kaiser労使合意」参照)。
Yes No G M 52% 48% Ford 66.1% 33.9% Stellantis 80.3% 19.7%
※ 参考テーマ「労働組合」
Source : | As gasoline prices fall, U.S. inflation cools to 3.2% (NPR) |
11月14日、BLSは10月の消費者物価指数(CPI-U)を公表した(News Release)。前年同月比3.2%の上昇と、一服感が出た(「Topics2023年10月13日(3) CPI上昇率緩やかに低下」参照)。コアの伸び率は4.0%と僅かに低下。足許については前月比で+0.0%と横ばいになった。 エネルギー全体の価格指数は、前年同月比で伸び率はマイナス4.5%となり、大幅に低下した。足許では、前月比マイナス2.5%となった。 食料品価格の伸び率は前年同月比3.3%増と低下しており、だいぶ落ち着いてきた感じである。 エネルギー、食料品を除くCPI上昇率は前年同月比4.0%と若干の低下となった。 住居費は前年同月比6.7%増と、低下したものの、高水準の伸び率が続いている。足許では、前月比0.3%増と若干低下している。 サービス業の価格上昇率は5.5%と僅かに低下したものの、高い水準を続けている。労働需要の高いことを反映している(「Topics2023年11月4日 ストが雇用統計に影響」参照)。 10月の実質時給は、前月比0.2%増、前年同月比で+0.8%となった(Real Earnings News Release)。 ※ 参考テーマ「労働市場」
Sources : |
Supreme Court’s ‘not new’ ethics code largely codifies existing judiciary rules (Los Angeles Times) The Supreme Court adopts first-ever code of ethics (NPR) |
11月13日、連邦最高裁は、初めて最高裁裁判官の行動規範(Code of Conduct)を定め、公表した(「Topics2023年4月11日 最高裁判事の倫理規定」参照)。
ただし、新味はなく、問題点も指摘されている。要するに、連邦最高裁は外部からの圧力や監査から独立でいなければならない、という思想の方が勝っているのである。
- 行動規範の強制力がなく、以前と同様、裁判官自ら適否を判断する。
- 外部からの監査を受けることはない。
2023年9月1日時点での連邦最高裁に対する信認割合は、41%に過ぎない(GALLUP)。この行動規範公表でこれを反転させることができるのかどうかは疑問だ。 一つ分からないことがある。上記source(NPR)では、"unsigned statement"とされている。他方、公表された行動規範のP.9冒頭には"undersigned"と表記されている。どちらなのか。
※ 参考テーマ「司 法」
Source : | UAW goes all in on building Cadillac DC plans for participants (Pension & Investments) |
UAWとビッグ3との暫定合意は、依然として組合員の承認待ちの状況のままである。ただし、UAW副委員長が、確定拠出年金への拠出額の増額について、プレスに説明したようだ(「Topics2023年10月30日(1) Ford, Stellantis暫定合意」参照)。そのポイントは次の通り。25%賃上げしたうえに、拠出率をこれだけ引き上げるということだと、組合員からは文句の出ようがないだろう。
- 新規労使協定の最終期において、企業側の拠出率を現在の6.4%から10%に引き上げる。
- この企業拠出は、従業員側の拠出を要件とするものではなく、企業側から自動的に拠出されるもの。
※ 参考テーマ「労働組合」、「DB/DCプラン」
Source : | Kaiser Permanente workers approve contract, secure big wins (Modern Healthcare) |
11月9日、The Coalition of Kaiser Permanente Unionsは、組合員が暫定合意を承認したと発表した(「Topics2023年10月14日(2) Kaiser暫定合意」参照)。賛成投票率は98.5%とのこと。今回の労使協定は2027年9月30日まで有効となっている。
組合側の発表によると、などが含まれている(「Topics2023年10月5日 医療機関で最大スト」参照)。
- 合意ボーナス
- アウトソーシングの抑制
- 人材開発基金の増額
※ 参考テーマ「労働組合」