4月20日 喫煙でろくなことはない 
Source :Unemployed Smokers Less Likely to Be Hired Than Nonsmokers (SHRM)
上記sourceでは、雇用において喫煙は損、という研究事例を紹介している。 それでもたばこを続けますかね。

※ 参考テーマ「人事政策/労働法制

4月19日 保険会社統合の効果 
Source :Here's What Health Insurance Consolidation Could Mean For Your Premiums (Forbes)
大規模保険会社が統合するかどうか、世間の耳目を集めている。しかしながら、その効果、特に保険料に与える影響については評価が分かれている。

大手保険会社は、経営統合により医療機関とのバーゲニングパワーが増すため、保険料を抑制、さらには引き下げることができると主張している。

一方、一般的な経済学では、供給者が増加し、競争状態が強まれば、値段は下がる、つまり保険料は下がるとされている。最近、PPACAに基づくExchangeを対象に分析したところ、保険会社の参入が1社増えると、保険料は2%程度下がることが観察された。
ただし、これには注釈がついていて、この分析は相関関係を示しているだけであり、因果関係を説明しているわけではない、としている。つまり、参入者が増えたから保険料が2%下がった、と言えるわけではないということだ。これでは、保険会社の統合による保険料への影響を説明することはできない。

果たして保険会社の主張通りなのか。保険会社は、一方でExchangeの医療コストは高いと盛んに喧伝している。実際、退出するとまで公表した保険会社も出てきている(「Topics2016年4月12日 2州のExchangeから退出」参照)。意地悪く想像すると、経営統合により経費を合理化し、医療コストの上昇を理由に保険料は上げる。そして、経常利益は増大する、というシナリオを描いているのではないだろうか。

※ 参考テーマ「医療保険プラン」、「無保険者対策/州レベル全般

4月16日 MD州:退職貯蓄プラン法案可決 
Source :Maryland bill for state-run private-sector retirement plan heads to governor (Pensions & Investments)
Maryland州議会では、4月4日に上院が、4月6日に下院が州立退職貯蓄プラン創設法案を可決した。既に州知事に送られていて、署名期限は4月26日となっているそうだが、州知事が署名する意向なのかどうかは明らかになっていない。

本法案では、
  1. 州立退職貯蓄プラン(Maryland Small Business Retirement Savings Program and Trust)を創設する

  2. 設立委員会(Maryland Small Business Retirement Savings Board)を設置する
の2点が柱となっている。

MD州は、CA, OR, WA, ILに続き、制度導入を決めた5番目の州となりそうだ(「Topics2015年5月25日 WA州:小規模企業年金プラン創設へ」「Topics2015年6月13日(2) OR州下院:退職貯蓄プラン法案可決」参照)。

※ 参考テーマ「地方政府年金

4月15日 地方政府年金の雇用への重圧 
Source :Guaranteed Volatility: Pension Costs and State and Local Staffing Levels (Manhattan Institute)
上記sourceでは、地方政府年金の給付債務、積立不足が、その雇用を強く抑制していると分析している。
  1. 2010〜2015年の5年間、地方政府の雇用者数は1.5%減少しているのに対し、民間企業では11.3%も伸びている。これだけ地方政府の雇用が抑制されたのは初めてである。
  2. これだけ地方政府の雇用が抑制された要因は、地方政府年金のコスト増と考えられている。
  3. 仮に年金コストが2002年水準にとどまっていると仮定した場合には、実際の雇用数よりも54万人程度増加しただろうと試算されている。
地方政府年金の積立不足はこんなところにも悪影響をもたらしている。

※ 参考テーマ「地方政府年金」、「労働市場

4月14日 企業の社会的役割の変化 
Source :How North Carolina’s Anti-discrimination Law Is Redefining Corporate Activism (Knowledge @ Wharton)
NC州法に反発する企業の動きが広がっている(「Topics2016年4月8日 NC州への投資取り止め」参照)。4月12日、NC州に拠点を持つDeutsche Bankは、公表していた同州での拡張計画を中止すると発表した(Release)。

また、Bruce SpringsteenがNC州での公演をキャンセルしたほか、21のイベントがキャンセルまたはキャンセルの方向で検討されているという(Washington Post

こうして企業がNC州法に対して積極的に反対行動を採っていることをとらえ、上記sourceは、企業や企業経営者が地域社会で果たす役割が変わってきたと説明している。 今回企業が示しているNC州法への反発は、有能な人材の確保、企業内の人事管理などの面から起こっている。つまり、企業活動上の経済性や利便性に基づく判断から始まっている。しかし、その行動は結果として社会運動を強く支持することになっている。このように価値観に基づく社会的な運動を左右することになるとしても反発を表面化させるようになったことは、企業経営のうえからは大きな変化になるのかもしれない。

※ 参考テーマ「LGBT

4月12日 2州のExchangeから退出 
Source :UnitedHealth Quitting Obamacare Markets in Georgia, Arkansas (Bloomberg)
予てからExchangeからの撤退の意向を示していたUnitedHealth Groupが、2017年にGeorgia州、Arkansas州のExchnage(個人プラン)から退出することが確実となった(「Topics2015年11月24日 CMS:アクセス制限に規制案」参照)(「Topics2015年12月1日 PPACAに暗雲」参照)。その他の州の退出については明らかになっていない。

大手保険会社では、このUnitedHealthに続いて、BCBSもコストが嵩むことを強調し、撤退を匂わせている(「Topics2016年4月2日 新規加入者の医療費」参照)。

大手保険会社がExchangeから撤退すれば、Exchange加入者にとっては選択肢が狭まるだけでなく、コストアップにもつながりかねない。この動きがどこまで影響をもたらすことになるのか。

※ 参考テーマ「無保険者対策/連邦レベル」、「無保険者対策/州レベル全般」、「無保険者対策/AR州」、「無保険者対策/GA州