Source : | Maryland Adopts Family and Medical Leave Insurance Requirements (Carr Maloney P.C.) |
Maryland州(MD)のFamily and Medical Leave Insurance(FMLI)が、いよいよ実行段階に入ってきた(「Topics2023年5月8日(2) MD州FMLA改正」参照)。上記sourceで示された制度概要は次の通り。※ 参考テーマ「FMLA」
- 正式名称は、"Family and Medical Leave Insurance"。
- 有給休暇の内容は賃金によるが、支払われる給与は、最大で賃金の90%、週$1,000以内。
- 取得期間は、最長12週間。
- 取得要件は、次の通り。
- For an employee’s serious health condition
- For an employee’s family member’s serious health condition
- To welcome a child into the family
- To prepare for a family member’s military deployment
- 有給取得開始は2026年7または8月(予定)。
- MD州企業は、全企業加入が義務付けられるが、州制度よりも好条件で自社の有給休暇制度を設けるのであれば、非加入を選択できる。
- 企業の保険料拠出開始は、2025年7月1日(予定)。
- 従業員15人以上の企業の保険料は、全従業員の給与(Social Security Taxの課税ベース)の0.9%。企業はその半分を従業員に負荷することができる。
- 従業員15人未満の企業の保険料は、全従業員の給与(Social Security Taxの課税ベース)の0.45%。企業はその全額を従業員に負荷することができる。
- 『全従業員』には、有給休暇取得要件を満たさない従業員も含める。
Source : | OPM rule removes Social Security numbers from mailed documents (Government Executive) |
4月12日、OPMは、悪用防止のためにSSN(Social Security Number)を連邦政府の郵送書類に掲載することを禁止する規則の最終案を公表した。これは、2017年に成立したSSN悪用防止法に基づくものである。
これまでも、同法に基づき、連邦政府は郵送書類にSNNを掲載することを抑制してきたが、徹底したものではなかった。
施行時期は今年6月26日を予定しているが、今後のパブリックコメント次第のところもある。
※ 参考テーマ「公的年金改革」
Source : | Why beating inflation is turning out to be as hard as losing weight (NPR) |
4月10日、BLSは3月の消費者物価指数(CPI-U)を公表した(News Release)。前年同月比3.5%の上昇となった(「Topics2024年2月15日(1) CPI3%近傍」参照)。コアの伸び率は3.8%で横ばいとなり、4%近傍からなかなか下がらない。 足許については前月比で+0.4%と、強い伸びが続いている。 エネルギー価格は2.1%と上昇に転じた。 住居費は前年同月比5.7%増と横ばいで、相変わらず高水準の伸び率が続いている。 サービス業の価格上昇率は5.4%と反転上昇した。依然として高い水準を続けている(「Topics2024年4月6日 足許雇用増上昇続く」参照)。 3月の実質時給は、前月比0.0%増、前年同月比で+0.6%となった(Real Earnings News Release)。 市場関係者は予想外の上昇率に驚き、雇用増の強さと併せてみて、政策金利の引き下げ時期は遠のいたと判断しているようだ。
※ 参考テーマ「労働市場」
Source : | Final overtime rule clears White House review (HR Dive) |
労働省の残業代対象見直し案が、大統領府の最終審査を終えたそうだ。詳細は公表されていないが、ほぼ原案通りのようだ(「Topics2023年8月31日 残業代対象見直し案公表」参照)。
※ 参考テーマ「人事政策/労働法制」