時給賃金をいつでも引き出せるアプリが人気を集めているそうだ。例えば、Instant Financialでは、前日に得た賃金の半分までを引き出すことができる。こうした措置により、賃金支払い日まで待たなくてもよくなる。従業員側の負担がないのも魅力だ。

時給賃金で働く人々にとっては、賃金が必要に応じて引き出せるため、安心感が高まり、職場を継続するインセンティブになっている。

一方、意図せざる弊害も生じているという。一つは、即座に賃金が引き出せるために、過剰消費になってしまい、貯蓄が進まないこと。もう一つは、こうした時給払いの職に簡単に就いてしまい、潜在的な能力に較べて所得が低くなってしまうことである。

※　参考テーマ「人事政策/労働法制」、「労働市場」