Source : | Five places most likely to lose ObamaCare insurers (The Hill) |
トランプ政権、連邦議会共和党が進めようとしている医療保険制度改革の行方が不透明なため、保険会社のExchangeからの撤退が徐々に広がっている(「Topics2017年5月6日 AHCA下院可決」参照)。その他の郊外地域でも同様なことが起きつつある。
- Missouri州
状況は最も深刻と見られている。5月にBCBSが2018年の撤退の可能性を表明した。もし本当に撤退すれば、25のcountyで保険会社のプラン販売が予定されていないことになる。BCBSは秋に最終決定するとしている。
- Iowa州
4月にAetnaとBCBSが2018年の撤退を表明した。また、ほとんどの州内countyでプラン販売をしている Medicaは、2018年の保険販売について未だ決定していない。
- Nebraska州
状況はIowa州と似ている。5月にAetnaが撤退を表明し、残るプラン販売会社はMedicaのみだが、依然として2018年について決定していない。
- Tennessee州
2月にHumanaが撤退を表明し、Knoxville地域でプラン販売する保険会社がいなくなった。保険当局は、すぐに州内に残る2つの保険会社に働きかけを行っている。BCBSは、応じる姿勢は見せているものの、条件が揃わなければ参入しない可能性がある。
善後策がないまま、なし崩し的にExchangeが休止していく状況はまずいだろう。
※ 参考テーマ「医療保険プラン」、「無保険者対策/連邦レベル」、「無保険者対策/州レベル全般」、「無保険者対策/IA州」、「無保険者対策/MO州」