Source : | Should Medicaid pay to help someone find a home? California is trying it (NPR) |
CA州Medicaid改革が実施段階に移行している(「Topics2021年12月31日 Medi-Cal大改革」参照)。2022年1月から施行された"CalAIM"である。CA州政府の適切なwebsiteが見つからないので、取り敢えず、下記2つのサイトを参照することとする。 まず、CalAIMでは、従来の医療サービス提供だけでなく、医療、保健の向上に役立つ「14の社会福祉サービス(List of Community Supports)」も合わせて提供している。その14の社会福祉サービスとは、次の通り(上記Anthemより)。かなり幅広いサービスを提供することにしている。この2年近い間に、約10万人が何らかのサービスを受けたそうだ。
- Housing transition navigation services
- Housing deposits
- Housing tenancy and sustaining
- Short-term post-hospitalization housing
- Recuperative care (medical respite)
- Respite services
- Day habilitation programs
- Nursing facility transition/diversion to assisted living facilities
- Community transition services/NF transition to a home
- Personal care and homemaker services
- Environmental accessibility adaptations (home modifications)
- Meals/medically tailored meals
- Sobering centers
- Asthma remediation
また、これらのサービスを提供する機関として、約500の組織が登録している。これら組織の間でサービス提供の調整役を演じるのが、23の民間保険会社である。慣れない者同士が連携しなければならないので、トラブルは頻発しているし、その解決は難しいようだが、新しい仕組みなので仕方あるまい。
こうした社会福祉サービスの提供により、低所得者の医療費が減少する日は、いつやってくるのだろうか。
※ 参考テーマ「無保険者対策/CA州」