4月10日 ACOの広がり 
Source :Growth And Dispersion Of Accountable Care Organizations In 2015 (Health Affairs)
上記sourceは、AOCの現状および見通しに関するレポートである。ポイントは次の通り。
  1. AOCの数は、官民合わせて744機関にのぼっている。
  2. また、それらACOへの加入者数は、2,350万人に達している。
  3. 州別にみると、NY, CA, TX, FLなど、人口が多い州ではACO数こそ多いが、加入者の人口割合ではOR, MEなどの州の数値が高くなっている。
  4. ACO加入者数は、2020年には7,200万人、現座愛の現在の3倍以上に達する見通しである。
連邦政府の支援もあり、ACOは今後も増殖していきそうである。

※ 参考テーマ「ACO

4月3日 Doc fixのデッドライン 
Source :Senate has new deadline to avoid doctors’ Medicare cuts (Washington Post)
連邦議会上院に送付されたSGR廃止法案(H.R. 2)は、本来なら3月31日までに成立しなければ、Doc fixは期限切れとなり、Medicare診療報酬は21%削減となってしまう。

しかし、HHSは、行政裁量により4月15日まで削減を延期できると公表した。これにより、連邦議会上院は、13日の議論再開から2日間の審議余裕ができたことになる。それまでに上院民主党幹部の説得を終了し、採決を行って可決すれば、既に大統領は署名するとの意向を表明しているので、削減せずに新法に基づく診療報酬に移行することができるようになる。

まさに綱渡りである。

※ 参考テーマ「Medicare

4月2日 医療過誤訴訟には使えない 
Source :House Provision Offers Doctors More Protection Against Malpractice Suits (New York Times)
圧倒的多数の賛成により下院で可決されたSGR廃止法案(H.R. 2)には、目立たないものの、医師にとってはありがたい項目が盛り込まれているそうだ。

医療の質の評価をMedicare診療報酬に反映させるということになっているが、そこで得られたデータ類については、医療過誤訴訟の立件には使えないよう規定している。データを収集していながら、その成果を患者側は使えないということで、確実に医師、医療機関にとっては有利な規定だ。

こんなところにも、超党派で賛成できるようアメが用意されている。

※ 参考テーマ「医療過誤」、「Medicare

4月1日 不法移民の職業 
Source :Where America’s undocumented immigrants work (Washington Post)
不法移民がどんなところで働いているのか。そんな調査の結果が公表された。端的に言えば、 といったところが目立っている。
ところが、専門職、経営なども一定割合(10%程度)はいるようで、こういう人達は、一体どうやって普段の生活を送っているのだろうか。ちょっと気になるところである。
※ 参考テーマ「不法移民/外国人労働者